【経営コラム】アフターコロナ、どのように経営するのか(その3)!

デジタルへの移行とリアルの付加価値アップ!

多くの事業体にとって、デジタルシフトは共通のテーマです。
以下の4つについて整理いたします。

◆1:デジタルとリアル、その選別を!
◆2:売り方と業務のデジタルシフト!
◆3:働き方・雇い方のデジタルシフト!
◆4:デジタルシフト、このルールチェンジに乗り遅れないために!

◆1:デジタルとリアル、その選別を!

最大限デジタルにシフトして、残りのリアルは高付加価値化を図る、リアルはVIP&VVIPに限定して高付加価値化を図りましょう。平等主義から脱却しましょう。この選択肢が主流になりそうです。

(例)コンサート
廉価でオンライン配信、リアルは人数限定で高価で最高の環境を提供する。

(例)プロ野球
廉価でオンライン配信(TVは無料)、リアルは人数限定で高価で最高の環境を提供する。

(例)アパレル
オンラインで販売、リアルでは最大のおもてなしを行う。

(例)セミナー
廉価でオンライン配信、リアルは人数限定で高価で最高のサポートを行う。

◆2:売り方と業務のデジタルシフト!

自社媒体による直販体制(D2Cモデル)を構築しましょう。

〇デジタルの販売比率の向上を図る!
〇紙媒体からテキスト媒体、さらに音声・動画媒体への転換を図る!
〇対面業務・営業からオンライン業務・営業への転換を図る!
(オンライン業務・営業が許容される環境が整いました。)

◆3:働き方・雇い方のデジタルシフト!

紙情報、決済(印鑑)等のボトルネックを無くしましょう。

〇紙情報をクラウド上のデータへ移す!(アクセス可能な環境整備)
〇出社しての勤務からテレワークへ転換を図る!
〇総合型業務からジョブ型業務への転換を図る!
〇人事制度(雇用形態や評価制度)を大きく見直す!

◆4:デジタルシフト、このルールチェンジに乗り遅れないために!

デジタルシフトを大きな経営目標に掲げてください!

〇元に戻そうとする敗者の行動パターンを模倣しない!
〇できない理由ではなく、やり切る決意を持つ!
〇同業種上位20%以内のデジタルシフトを実現する!

近い将来、あの時(コロナショック、令和2年春)が自社の転換点であったことに気づかれるはずです。多くの事業体にとって、デジタルシフトは喫緊の重要な経営課題です。元に戻そうとする敗者の行動パターンを模倣することなく、信念を持って取り組んでください。

好む好まざるにかかわらず、この時流は止まりません。