【実践コラム】伴走型特別保証制度について

借入時の信用保証料が大幅に下がる制度です

伴走型特別保証制度は、実質無利子で利用ができたコロナ融資制度に代わって登場した保証制度です。「経営行動計画書」を作成したうえで、金融機関による継続的な伴走支援を受けることを条件に、借入時の信用保証料が大幅に引き下がるという特徴があります。

■ 制度の概要は下記となります。
保証限度額:40,000千円
保証期間:10年以内
据置期間:5年以内
金利:金融機関所定
保証料率:0.2%(国による補助前は0.85%)
売上減少要件:▲15%以上
その他要件:
・セーフティネット保証4号、5号、危機関連保証のいずれかの認定を受けていること
・経営行動計画書を作成すること
・金融機関が継続的な伴走支援をすること(原則四半期に1度) 

〇制度概要「中小企業庁HPより」
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2021/210325hosyo01.pdf

「行動計画書」と聞くとたいそうな資料をイメージしてしまいますが、「事業者名等」「現状認識」「財務分析」「具体的なアクション」等を1ページにまとめた簡単な計画書でよいようです。

〇行動計画書「中小企業庁HPより」
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2021/210325hosyo02.pdf

そろそろコロナ融資の返済が始まるころかと思います。返済負担の増加により資金繰りが圧迫されることが想定されますので、早めの対策を取るよう心がけてください。